電子部品向け
ELECTRONIC
ハンドプレス機とは、半導体をはじめとした検査対象に手動で圧力をかけ、電気検査をする治具です。 弊社の取り扱うハンドプレス機はステージに置かれた検査対象に、 プローブが取り付けられたピンボードが検査対象の電極に接触・圧力をかけることができる小型プレス機を指します。
電気検査は一般的に、ハンドラー(自動機)に取り付けて検査するケースが多いです。ただ、生産量が少ない、場所の問題等でハンドラー(自動機)を使えないケースもあります。そういった場合には、卓上に置けて、レバーを下げるだけでコンタクトが取れるシンプルなハンドプレス機が活躍します。
ハンドプレス機(筐体)に取り付けているピンブロックは脱着が容易です。検査対象が変われば、プレス機はそのままでピンブロックとステージを交換するだけで別の検査が可能です。筐体が1台あれば様々なデバイスの検査ができますのでランニングコストを下げることができます。
ハンドプレス機の基本構成はおおまかに分けて、レバーを下げることで上下に稼働する機構をもつ『筐体』、コンタクトプローブを取り付ける『ピンボード』、測定対象をセットする『ステージ』に分けられます。ハンドプレス機にコネクタを取り付け、測定器と繋ぐことで検査できる状態となります。
ご要望に応じてプレス機にステージのxyθ調整やバキューム用の配管などの機構を取り付けることができます。
弊社ではお客様のご状況に合わせて必要な部分だけ製作し、検査が行えるように対応をしております。ハンドプレス治具の製作事例をご紹介いたします。
一般的には片面からのコンタクトのため、上からプローブを接触させる方法をとっておりますが、両面から(または下から)コンタクトさせることも可能です。
弊社で筐体を含めてハンドプレス機を購入いただいている場合には、付け替えが容易なピンボード、ステージなどを
新機種用に製作するだけで検査環境が整いますので、費用を抑えることができます。
また、弊社からの購入以外で筐体を所持している場合でも、その筐体に合わせてピンボード、ステージのみを製作することも可能です。
設計に必要な情報をいただいたり、筐体実物をお借りしたりなど打ち合わせをしながら調整や組立まで対応いたします。
太いプローブ用のボード加工はできるけど、細いプローブ用の穴をあけるのは…。そんな時にもご相談ください。
ファンクションチェッカーとは、製品自体がきちんと機能するかどうか、要求された機能がその通りに機能するかどうかという確認を隅々まで行う検査装置のことです。治具だけでなく各機能を細かくチェックするための制御基板や電子部品などを配線して1つにまとめた電装BOXの製造も承っております。
左:ファンクションチェッカー 右:電装BOX